令和元年年末です。

2019年 12月12日
 
年末年始の休業期間
 毎年恒例ですが、年末年始休業のお知らせです。
 フォーラムミカサ エコの年末年始休業期間は以下の通りです。
   2019年12月26日(木)から 2020年1月3日(金)まで
  1月4日(土)より、通常営業いたします。
 休業期間中でもメールは適宜チェックいたしますので、メールでの問い合わせにはその都度対応させていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

オリンピックのある来年の動向
 貸会議場は12月の下旬はあまり利用がなく、翌年1月も10日頃までほとんど利用がありません。毎年恒例ですが、この2ヶ月は3分の2の営業日数で事業を行っているような感じの赤字営業です。貸ビルの賃料は変わらないのにこのような状態ですから、数ヶ月かけてコツコツ積み上げてきた利益が吹っ飛びます。(涙) つくづく因果な商売だな~とぼやきたくなる年の瀬です。

 当会場の予約はかなり先まで入りますが、来年のオリンピック期間(7月25日~8月9日)はいくつか大型の予約キャンセルが出ています。キャンセルの理由は宿泊事情です。
 この期間のホテルは大会関係者や観光客の予約が埋まっているため会場利用者の宿の確保が難しく、予約が取れたとしても料金の変動制をとっている大方のホテルは通常の数倍の宿泊料金となることが予想されています。そのため、全国から人を集める会合やセミナーの開催が難しくなります。このような事情です。
 ただホテル等は儲かると考えたのか、ホテルや民泊設備自体はかなり増えております。日本人は皆同じ方向に進みたがる傾向があるようです。オリンピックが終われば、増加した宿泊設備はどうなるのでしょうか。
 消費税増税後の経済指標はかなり悪化しており、宴の後は各方面の需要が後退し大不況が確実視されています。国の舵取りでの軟着陸は期待できるのでしょうか。

 オリンピックの観戦チケットが抽選となり、なかなか手に入らないという報道がある一方、NTTの最先端技術「Kirari!」を使った高揚した臨場感を体感できる未来型のテレビ放映が予定されています。
 考えてみると、日本を訪れる何百万人の観光客を収容するホテルや競技場の設備を整えるという物理的対応が困難となっていく時代にあって、今後のスポーツ観戦は現地より遠隔地での観戦が主流となっていくかも知れません。それはそれで悪いことではありません。現地観戦より楽しめると思います。
 前回オリンピック時(1964年)のサラリーマンの平均月収が2万円くらいのとき、当時売り出されたブラウン管のカラーテレビ50~60万円くらいだったようです。平均月収の25~30倍くらいのでしょうか。
 かなりの大金持ちしか見られなかったカラーテレビですが、現在では4Kの65型液晶ハイビジョンテレビ(電気屋さんの店頭にある一番大きなテレビ)が10万円を切ってくる時代です。スポーツ観戦のスタイルも当然変わってくるでしょう。その意味では私達庶民はとても幸せな時代に生きています。

フォーラムミカサ エコの前途
 フォーラムミカサ エコでは、かなり先まで会場予約が入ります。年が明けるといくつかの団体から2年先くらいまでの予約がポンポン入ってくるものと思います。23年以上営業を継続できている所以です。
 私達の社会的価値を顧客が評価してくれることをたいへんありがたく思っていますが、昨今は少しプレッシャーを感じております。
 事業は継続するという前提(ゴーイング・コンサーン)で営まれますが、会場ビルの賃貸契約は2年という短期契約で、契約条件によっては撤退する可能性が全くないわけではありません。加えて運営する私達スタッフも長年同じメンバーなので、加齢による体調不良が出てきております。筆者も慢性疾患を含む自慢できる病気をいくつか抱えています。(笑)おそらくあと10年くらいの寿命でしょう。
 そのような訳であまり先の予約には、少したじろぎます。令和5年(2023年)末までは事業を継続しようとスタッフで打合せていますが、それ以降は白紙です。事業承継等もいろいろ考えていますが、うまくいくかどうか正直分かりません。
 フォーラムミカサ エコファンが全国にいるため、皆様のご期待に添えるように、1日でも長く事業が続けられるよう体調を整えて頑張りたいと思っています。
 来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
 

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